高齢者の住まいの種類について知る。

高齢者の住まいにはさまざまな種類が存在する

 

高齢になってくると、心身の衰えから、わずかな段差でつまづいたり、

 

重いものが持てない、掃除や料理などの日常的な作業が辛くておっくうになるなどといった状態に陥ることがあります。

 

また、高齢者を狙う悪質な業者や犯罪者も多く、
一人暮らしや高齢者のみの世帯の場合、住みなれた場所で安全な日常生活を送ることが困難になってしまうことも少なくありません。

 

高齢者人口の増加に伴い、このような事情で安心・安全な住まいを必要とする人の数も爆発的にふえてきたため、

 

高齢者向けの施設・住宅が数多く建てられるようになりました。

 

ただ、一口に「高齢者向け」といっても、どこも同じというわけではありません。

 

高齢者の心身の状態や経済的な事情は千差万別ですから、
これに応じてさまざまなタイプのものが出てきているのです。

 

高齢者向け住居への入居を検討する際には、
まずその種類や特徴、入居条件などを知っておくことが大切です。

 

@ 老人ホーム

 

身体・精神上の障害や家庭環境・経済上の理由で居宅での
生活が困難な高齢者を入所させ、世話をする施設の総称です。

 

いわゆる「福祉施設」で、比較的少ない自己負担で利用することができます。

 

老人ホームには特別養護老人ホームや軽費老人ホームなど、さまざまな種類があります。
参考ページ@:軽費老人ホームについて知っておこう。

 

A 高齢者向け優良賃貸住宅

 

高齢者が安全に安心して居住できるように、
バリアフリー(高齢者や障害者の生活に不便な設備を取り除くこと)仕様が施され、
緊急時対応サービス(※1)を利用することができる賃貸住宅のことです。

 

※1
入居者の事故、急病、負傷などに対して夜間を含め緊急時にすばやく適切に対応するサービスのこと。

 

B 高齢者専用賃貸住宅

 

高齢者に限定して賃貸している民間住宅のことです。物件によって
提供される設備やサービスなどは物件ごとに異なってきます。

 

C 高齢者ケア対応型マンション

 

高齢者向けのケアや介護サービス。
設備を付加した分譲型・賃貸型のマンションのことです。

 

生活支援。食事サービス・介護サービスなどの提供の義務はなく、
サービス内容はマンションごとに決まります。

 

D シニア住宅

 

高齢者の身体状況や生活に配慮した設備が整えられている住宅のことです。
シニア住宅の認定は高齢者住宅財団が行っています。※2

 

※2
新規物件の認定は平成20年3月末をもって終了。

 

E シルバーハウジング

 

バリアフリー仕様の高齢者向け公営。公団賃貸住宅です。

 

生活指導や緊急時の対応を行う生活援助員(LSA)力酒己置され、
介護サービスが必要になった場合には居宅サービスを利用することになります。

 

高齢者住宅財団の認定を受けている住宅についてはCのシニア住宅として扱われますが、
サービスの内容についてはシエア住宅とシルバーハウジングは似ています。

 

F ケアつき高齢者住宅

 

住宅供給公社が運営する公的住宅で、要支援・要介護認定を受けていない60歳以上の人を対象としています。
参考ページ:介護保険が利用できる為の条件は?

 

自分のことを自分でできること(要介護認定を受けていないこと)が入居条件とされています。

 

G 生活支援ハウス

 

独立して生活するには不安がある高齢者に対して住まいやサービスを提供する施設です。
住宅というよりは一時的に住む仮住まいという意味合いの施設です。

 

H グループリビング(グループハウス)

 

高齢者が、気の合う仲間と助け合いながら5人〜 9人ほどで共同生活をする施設です。
イメージとしては寮生活に近いですが、人間関係で問題が生じることもあります。

 

参考図書