百聞は一見にしかず!老人ホームの情報収集

建物や周辺環境は現地に行かないとわからない

百聞は一見にしかず!老人ホームの情報収集

 

いくらバンフレットなどの資料を詳しく検討しても、
実際の老人ホームの概要をすべて知ることは不可能です。

 

百聞は一見にしかず」と言われる通り、
実際にホームを見学してパンフレットの記載内容と
落差がないかどうかを本人の日で確認する必要があるでしよう。

 

パンフレットに掲載されている写真では真新しく見えた施設の建物も、
数年前の写真をそのまま掲載しているため、
実際に日で確かめてみたらかなり老朽化が進んでいたというケースもよく聞かれます。

 

また、一つの建物を老人ホームと他の施設が共用しているのに
パンフレットには何も明記されていなかった、というケースもあります。

 

建物の周辺環境をめぐるトラブルとしては、
パンフレットには「緑の多い静かな住宅街に位置する」と記載されているにもかかわらず、
現実には交通量の多い高速道路に隣接して建っており、
騒音がひどいと言うこともあり得ます。

 

ホームの職員についても、電話や受付の応対は優しく感じがよくても、
実際に入居者に接する職員はまるきり違う性格の人だった、
ということもあり得ますから注意しましょう。

 

入居者が食事している時間などを狙って見学に行くと、
そのホームの実態がわかると思いますのでオススメです。

 

いくつかの老人ホームをバンフレット上で検討し、
候補を数か所に絞った段階で実地見学を行い、
その時に疑問点なども解明すれば後々のトラブルを避けることができます。

 

有料老人ホームは長年にわたって利用される生活の場ですから、
トラブルなどがあっては快適な生活は到底望めません。

 

そのため、自身の健康状態を把握して、
入居する施設の情報を収集する作業が必要になるのです。

従業員や営業担当者の説明はあてにならないこともある

老人ホームを選択する際に、
従業員の説明には十分気をつけて話を聞くようにしましょう。
調子のよすぎる従業員や営業担当者には注意が必要です。

 

 

何を質問しても、

 

「大丈夫です」
「ご安心ください」
「おまかせください」

 

と答える営業担当者のいる老人ホームよりも、

 

むしろ、

 

「ここまではできますが○○はできません」

 

とできる事、できない事をはっきりを言ってくれる方が安心できます。

 

 

また、有料老人ホームの営業担当者は
営業のプロではあっても介護のプロではありません。

 

ですから、介護に関する詳しい内容はホームの介護職員に直接尋ねます。

 

見学に行くと、その段階ですぐに契約を迫る営業担当者は危険です。
強引な口車に乗ってしまわないで、賢いホーム選びをしなければなりません。

 

数か所のホームを見学し、最も納得のいく一か所を決めるのが理想的な方法ですから、

 

「今日契約しなければ次の方に回します」

 

といったような営業担当者の言いなりになるのは避けましょう。

 

さらに、営業担当者には電話番号や名前などの個人情報を
必要最低限の範囲で知らせるようにしましょう。

 

全ての営業担当者がそうなワケではありませんが、
電話番号や入居希望者の氏名などを知らせてしまうと、
後からしつこい電話攻撃に合うといった弊害もあり得ます。

 

特に本人に知らせずに家族が有料老人ホームを探しているような場合、
営業担当者が直接本人に電話をして話をこじらせてしまうといったトラブルも予想されます。

 

老人ホームについての情報の収集手段

 

【老人ホームの情報収集手段】
・現地への見学
・インターネット
・地方自治体への問い合わせや資料収集
・ソーシャルワーカーや社会福祉士など介護についての知識を持つ人に相談する

正確な情報を集めよう

老人ホームを選ぶにあたっては、
公平で正確な情報を集めることを心がけます。

 

パンフレットには長所だけが誇張されて書かれていることが多いので、
できるだけ第二者の観点で記述された情報を収集します。

 

情報収集には以下のような方法があります。

 

@ インターネットを活用する

 

各都道府県のホームページで「医療・福祉」や「介護」などのページに進み、
有料老人ホームの所在地リストを探します。

 

また、介護施設についての情報を提供している
介護サービス情報公表システム(http://www.espa-shiencenter.org/prenist.html)
でも介護施設のさまざまな情報が検索できるようになっています。

 

また、今では全国の老人ホームを簡単に検索できる様々なサイトがあるので、
それらの検索サイトを利用してみるもの一つの手です。

 

しかし、その手の老人ホーム検索サイトは民間企業が運営しており、
掲載されている老人ホームから広告料を取って運営しているところもあるので、
情報が偏っている場合があります。(広告を多く払っている老人ホームを目立つようにしている等)

 

当サイトでおすすめできる民間が運営する老人ホーム検索サイトは以下の3サイトです。
どれらも大手の企業が運営している安全なサイトですので、民間のサイトはこちらを利用する事をオススメします。

 

「シニアのあんしん相談室」

 

「みんなの介護」

 

「探しっくす」

 

A 地方自治体の役所で資料を請求する

 

役所では老人ホームー般に関する情報を取り扱っています。

 

入居だけでなく、介護サービスも必要な場合には
介護保険についての情報も入手する必要があります。

 

ただ、都道府県や市区町村の担当課は、
資料の提供をしてくれることはありますが、

 

「ここは悪質な所ですからやめた方がよいですよ」

 

という具体的な助言はしてくれません。
最終的には本人と家族が目と耳で確認し、判断を下さなければなりません。

 

B 電話相談や見学を利用する

 

実際に自分の目で見たり、勤務している人の話を聞いたりすること
でより正確な情報を集めることができます。

 

C ソーシャルワーカーやケアマネジャーに相談する

 

情報収集の際には社会福祉や介護事業の専門家である
ソーシャルワーカーやケアマネジャーに相談するという方法もあります。

 

ただ、彼らは介護保険や社会福祉一般の知識は持ち合わせていても、
老人ホームの専門家ではありません。

 

ケアマネジャーにしても、本来の仕事は在宅支援の介護です。
したがって相談する場合であっても、あくまでも参考意見として話を聞く程度にとどめておいた方がよいでしょう。

入居者の状況をチェックする

近所付き合いが重要なのは、地域で生活するのも、
有料老人ホームで生活するのも同じです。

 

入居一時金として高額の費用を支払っていることや、
狭い範囲内で生活することなどを考えると、
ホーム内での人間関係は、むしろ地域で生活する以上に重要になります。

 

本当に気の合う人と出会えるかどうかは、
実際に入居してみなければわからないかもしれませんが、
重要事項説明書から得られる情報や、見学に行ったときの雰囲気などでも、
ある程度のことを知ることはできます。たとえば次のような点をチェックして、
入居者の状況を把握しておくべきでしょう。

 

@ 年齢層

 

有料老人ホームはおおむね65歳から100歳以上まで、
幅広い年齢層の人が入居できるため、
平均年齢だけでなく、どの年齢層の人が多いかを知っておくほうがよいでしょう。

 

A 要介護度

 

健康な状態で入居する場合、
ほかの入居者の要介護度が高いと一緒にレクリエーシヨンを楽しんだり、
クラブ活動をするといったことができないことがあります。

 

B 世帯構成

 

単身者が多いか、夫婦世帯が多いか、
男女比はどうかといったことによっても、ホームの雰囲気が違ってきます。

契約前にこれだけはチェックしておきましょう。

さまざまな方法で情報を集め、いよいよ「このホームにしよう」と決断したら、
最後にもう一度次のような点をチェックしてください。

 

  • 入居一時金の初期償却率と償却期間、返還金の算定方式、保全措置、短期解約特例(クーリング。オフ)制度の有無
  • 額利用料の内訳
  • 退居。転居の条件
  • 苦情受付窓回の設置の有無

 

ホーム側はそろそろ決めてくれそうだなと思ったら

 

「今契約すれば入居一時金を値引きする」
「最後の1邸で、もう1人気に入ってくれている人がいる」

 

などとセールスをかけてくるかもしれませんが、焦って契約することはありません。
できれば自分一人で決めず、家族や専門家と一緒にポイントをチェックし直したほうがよいでしょう。

 

参考図書